2013年7月8日月曜日

PaperCutサーバ移行方法(標準)


PaperCut サーバ移行の概要

ここでは、PaperCut プライマリ・サーバの移行方法について説明します。
移行中は最小3時間、データベースが非常に大きい場合はさらに長時間ネットワークをブロックする必要があります。
そのため、サーバ移行はユーザへの影響が最小限になる時間を選択して実行してください。
すべてのデータは新システムへ移行します。スムーズに移行するためには、新旧両サーバでPaperCutのバージョンは同じである必要があります。
そのため、旧サーバのPaperCutを最新のPaperCutへアップグレードしてから、新サーバに最新のPaperCutをインストールしてください。
 
重要: 外部データベース(例: SQL Server, MySQL, PostgreSQLなど)と連携して使用している場合は、
   「PaperCut移行ガイド(外部データベース)」を参照してください。



● 旧サーバのPaperCutを最新バージョンにアップグレード

1. 旧PaperCutサーバを最新バージョンのPaperCutにアップグレードしてください。
  最新版のPaperCutの入手につきましては弊社までお問い合わせください。

2. 最新のPaperCutのインストーラをダブルクリックするとインストール・ウィザードが起動します。
  上書きインストールになりますので、事前にPaperCutのアンインストールやサービスの停止は必要ありません。
  そのまま[次へ]をクリックしてください。

3. ウィザード最後のインストール準備完了画面で、
  インストール先場所が元々PaperCutがインストールされているフォルダと同じかを必ずご確認ください。

4. インストールが完了したら、PaperCutの管理者Webインタフェースにログインし、
  バージョン情報が最新のバージョンになっているかをご確認ください。

5. テスト印刷を行い、正常に動作するかを確認してください。



● PaperCutとデータベースのバックアップ

現在のPaperCutサーバからバックアップを取得してください。

1. 旧PaperCutサーバの下記のサービスを停止してください。
   [PaperCut Application Server]
   [PaperCut Print Provider]

2. 旧PaperCutサーバのPaperCutインストール・フォルダを任意のフォルダもしくは別メディアへコピーしてください。
  例:C:\Programme Files\PaperCut NG

3. 次にPaperCutのオンライン・バックアップを実行してください。
  オンライン・バックアップの方法は弊社が提供しております「管理者詳細設定ガイド(システム管理)」の
  「6-1 オンライン・バックアップの実行」を参照してください。
   バックアップの場所:[app-path]\server\data\backups
   バックアップ・ファイルは新サーバ上の任意のフォルダ、もしくは別メディアへコピーしてください。



●新サーバにPaperCutをインストール

新サーバにPaperCutをインストールします。

1. 旧PaperCut サーバのPaperCutサービスを停止するか、旧PaperCutサーバからPaperCutをアンインストールしてください。
  サービスを停止する場合は、<管理ツール> - <サービス> から「PaperCut Application Server」を停止か無効に設定してください。
  ※ ネットワーク上にはPaperCutのプライマリ・サーバは1つだけしか存在しないように設定する必要があります。
    またデータベースへ接続できるPaperCutのインスタンスは1つだけである必要があります。
  ※ 念のため旧PaperCUtサーバからPaperCutをアンインストールせず、サービスを停止/無効することをお勧めします。

2. 新PaperCutサーバにPaperCutをインストールしてください。最新版のPaperCutの入手につきましては弊社までお問い合わせください。

3. PaperCutインストール完了後、インストールが完了すると、初期設定ウィザードが起動します。
  初期設定ウィザードが完了すると、ユーザがPaperCutへインポートされます。
  ユーザのインポートは必須ではありません。
  ユーザ・データは後ほど上書きされます。
  初期設定ウィザード完了後にユーザをインポートすることにより、新規サーバへのネットワーク接続が正しいかが確認できます。

4. スクリプトを使用して「PaperCut Application Server」を停止してください。
   [app-path]/server/bin/<platform>/stop-server

5. 旧サーバ上の「 [app-path]/server/server.properties」を新サーバの同じフォルダにコピーしてください。
  「server.properties」にはデータベース接続設定や管理者(admin)パスワードが含まれます。
  データベース接続も変更する場合は、適切な情報に変更し保存してください。
  注記: Mac/Linux システムの場合、新規サーバに適切な権限を付与してください: chown papercut:admin server.properties

6. 旧サーバ上の「[app-path]/server/application.license」を新サーバの同じフォルダにコピーしてください。
  「application.license」にはライセンス情報が含まれます。
  注記: Mac/Linux システムの場合、新規サーバに適切な権限を付与してください: chown papercut:admin server.properties

7. 旧PaperCut のバックアップ・データを新PaperCutへリストアします。
  リストアの手順については、「管理者詳細設定ガイド(システム管理)」の「6-2 バックアップ・データのリストア」を参照してください。
  Mac/Linux環境の場合、インポート・コマンドはユーザ「papercut」で実行する必要があります。

8. サービス「PaperCut Application Server」と「PaperCut Print Provider」を再起動してください。
  PaperCutが外部データベースへ接続し、正常に起動するかを確認してください。

9. 新サーバでPaperCutが正常に起動したら、すべてのデータが正しく移行されたかを確認してください。
  また、システムが予想通り動作するかを確認してください。
  テスト方法については、「PaperCutアップグレード後のテスト・プラン」を参照してください。

10. 旧サーバの電源を落とすか、もしくはサーバのOSがWindowsの場合はサービス「PaperCut Application Server」と「PaperCut Print Provider」を
   手動スタートアップに設定してください。



●ユーザ・クライアント, リリース・ステーション, セカンダリ・サーバ接続の詳細をアップデート

サーバのサーバ名とIPアドレスを変更する場合、ユーザ・クライアント, セカンダリ・サーバ, リリース・ステーションの接続の詳細を変更する必要があります。

ユーザ・クライアント
ユーザ・クライアントがPaperCutサーバ上の共有から実行されている場合、特に設定は必要ありません。
各クライアントPC上で新サーバからクライアント・ソフトウェアが実行されているかを確認してください。

ローカル・インストールした場合、クライアントPCのインストール・フォルダ(例: C:\PaperCut MF Client)内にある
クライアント・ソフトウェアの設定ファイル「config.properties」の接続先情報を変更する必要があります。
【変更する情報】
 server-ip=127.0.0.1 (新PaperCutサーバのIPアドレス)
 server-port=9191
 server-name=NewServer (新PaperCutサーバのホスト名)


セカンダリ・サーバ
PaperCut セカンダリ・サーバを使用している場合、各セカンダリ・サーバ内の設定ファイル「print-provider.conf」に
新マシンのネットワーク・アドレスをポイントするように修正する必要があります。
【変更する情報】
 ApplicationServer=127.0.0.1   (新PaperCutサーバのIPアドレス)


リリース・ステーション
すべてのリリース・ステーションの接続設定ファイル「connection.properties」
(場所の例: C:\Program Files\PaperCut MF\release\connection.properties)の設定を新サーバに変更する必要があります。
【変更する情報】
 server-ip=127.0.0.1   (新PaperCutサーバのIPアドレス)
 server-port=9191
 server-name=NewServer   (新PaperCutサーバのホスト名)


Webプリント(シンプル・モード)
Windows環境でWebプリントをシンプル・モードで実行している場合、Webプリントの設定を新規サーバで再構成する必要があります。
新サーバがドメイン・メンバではない場合、ユーザ「webprint」を作成してください。
そしてユーザ「webprint」が下記のサービスにアクセスできるように権限を設定してください。
Webプリントのシンプル・モードの設定の詳細については、弊社が提供しております「Webプリント設定ガイド」を参照してください。
【ユーザ「webprint」にアクセス許可を付与するサービスやフォルダ】
 Adobe Reader
 hotfolder
 PaperCut Web Print service


Webプリント(サンドボックス・モード)
Webプリント(サンドボックス・モード)を実行している場合、
サンドボックス用PCからユーザ「webprint」がプリンタと共有フォルダ「hotfolder」へアクセスできるか、
また共有フォルダ「hotfolder」のパスが変更されているかを確認してください。
Webプリントのサンドボックス・モードの設定の詳細については、弊社が提供しております「Webプリント設定ガイド」を参照してください。


他のデバイス
PaperCut MFを使用してエンベディッド・システムを利用している場合、
複合機(コピー機)から新マシンへアクセスできるようにネットワーク・アドレスを変更する必要があります。



● プリンタ名の変更
新PaperCutサーバのホスト名が変更している場合、
もしくは新サーバにインストールしたプリンタ名が変更している場合は、既存のプリンタ名にリネームすることができます。
リネームすることにより、PaperCutの印刷履歴と設定は維持されます。
プリンタ名の変更の詳細は「プリンタ名の変更方法」を参照してください。



● TIPS:
PaperCutを新サーバにインストールする前に、新サーバ上にプリンタを設定し正常に印刷されるかをテストしてください。



0 件のコメント :

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。