PaperCut は Microsoft Terminal Server (2008 R2,2012,2019) と CITRIX サーバ (XenApp など) 上で動作し、
多くの組織で印刷管理のために使用されています。
原則として、弊社ではPaperCut ソフトウェアをターミナル・サーバ自体とは別のサーバに展開することをお勧めしております。
理由は、ターミナル・サーバ/Citrix システムは非常に大量のリソースを消費するため、
PaperCut が使用できるリソースが少なくなってしまうからです。
しかし、非常に高スペックなハードウェアを使用されている場合はあまり大きな問題とはなりません。
アカウント選択ポップアップなど高度なPaperCutの機能を使用する場合の注意事項
PaperCut のアカウント選択ポップアップなど高度な機能を使用する場合は、若干システム構成を変更する必要があります。
PaperCut のバージョン8以前を使用されている場合は、特にシステム構成変更が必要となります。
バージョン8 以降はより高度なロジックを使用しているため、ほとんどのケースにおいて、すべての環境で追加設定なしで動作します。
デフォルトでは、PaperCut はクライアント(ユーザ画面上で実行されるクライアント・ソフトウェア)と
印刷ジョブを一致させるためにクライアントのIPアドレスを使用します。
ターミナル・サーバ環境では、複数のユーザが同時に同一のIPアドレスにログインするため、大抵の場合この仮定は有効ではありません。
一度にアカウント選択ポップアップもしくは他のポップアップ・メッセージが複数のターミナル上に表示される可能性があります。
この問題を解決するためには、下記の手順でシステム構成を変更してください。
1. PaperCut 管理者Webインタフェースへログイン
2. <オプション> タブを選択し、画面左側のアクションから「設定エディタ(詳細)」を選択
3. 設定エディタ画面が開きます。クイック検索欄に下記のキーを入力して[検索] をクリックしてください。
client.allow-match-on-machine-or-ip-only
4. 値を「N」に変更し、[更新] をクリックしてください。
注記: アカウント選択ポップアップを使用する場合、クライアント・ソフトウェアのインストール設定が必要です。
クライアント・ソフトウェアの詳細は「クライアント・ソフトウェア設定ガイド」をご参照ください。
クライアント・ソフトウェアの最小化の実行
いくつかの状況において、Citrix セッションのクライアント・ソフトウェアを最小化して起動する場合、
公開されたアプリケーションが閉じられ時にアクティブ状態のままとなることがあります。
PaperCut のクライアント・ソフトウェア「pc-client-local-cache.exe」を、最小化オプションを使用して実行する必要があります。
ログイン・スクリプトにこのオプションを設定してください。
クライアント・ソフトウェアの詳細は「クライアント・ソフトウェア設定ガイド」をご参照ください。
また最小化オプションの詳細は同ガイドの「【参考】 ユーザ・クライアントのオプション」を参照してください。
また、「pc-client-local-cache.exe」とログオン・スクリプトの詳細は同ガイドの「ゼロ・インストール方法」をご参照ください。
Citrix 環境でクライアント・ソフトウェア/リリース・ステーションを起動する場合の問題
PaperCut クライアント・ソフトウェア がRun レジストリ・キー経由でCitrix で自動起動が設定されている場合、
クライアント・ソフトウェアは、Citrix セッションが正常に終了するのを妨げる可能性があります。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce
Citrix社はこの問題を認識しており、下記のサイトに詳細を掲載しています:
http://support.citrix.com/article/CTX891671
この問題を解決するためには新しいレジストリ・キーを追加する必要があります。
これは上記Citrix社のリンク・ページの一番下に記載されています。
認証されていないターミナル(認証プリントを設定する場合)
環境により、管理者はユーザがターミナルにログオンさせたくない場合があります。
このような場合、ターミナルは、サーバにターミナル毎に設定されたプリセットしたユーザ名を使用して、
自動ログオンが設定できます。
PaperCut の認証プリント機能を使用する場合、
各ターミナルはターミナル・サーバへ異なったユーザ名を使用してログオンされるかを必ず確認してください。
PaperCut はプリント・ジョブの送信元を決定するためです。
また、これらのユーザ名はPaperCut上で「認証されていないユーザ」としてマークがついているかを確認してください。
そして、PaperCutのクライアント・ソフトウェアが各ターミナル・セッションで実行されていることも確認してください。
ユーザが印刷を実行した時(印刷ジョブが送信した後) にユーザ情報入力ダイアログを表示することができます。
認証プリントの詳細は別紙「認証プリント設定ガイド」をご参照ください。
ターミナルサービス Easy Printドライバ
弊社のユーザより、ターミナルサービス Easy Print ドライバを使用している場合、一貫性のない印刷ジョブの解析結果であると報告がありました。
【ターミナルサービス Easy Printドライバ】 https://technet.microsoft.com/en-us/library/cc753853(WS.10).aspx
これは、プリント・ジョブがオリジナルのプリンタ言語(PCLやPostScript など) でレンダリングされないためです。
PaperCut はプリント・ドライバのオリジナルのプリンタ言語を使用して印刷ジョブを解析します。そのため、このドライバは絶対に使用しないでください。
プリント・ジョブの不正な所有者
2011年後半に、Citrix/Terminal Service と Windows 2008 で実行するPaperCut を使用しているユーザから、
OSにより割当てられる印刷ジョブの所有者が間違っているプリント・ジョブがあるという報告がありました。
同様の問題が発生している場合、下記の手順で問題が解決する可能性があります。
(下記は一般的な手順です。状況により下記手順では解決しない場合もあります。)
i. ユーザは、最初にWindows 2008 SP1にアップグレードし、修正プログラム (詳細は後述するⅳを参照) を適用しました。
この修正プログラムが適用できない場合があります。
詳細は下記ⅳの修正プログラムのマニュアルを参照してください。
ii. プリント・サーバとTerminal Server のレジストリを次のように変更してください。
キー: HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Print
REG 値: “DisableRpcTcp” REG_DWORD 1
iii. Terminal Server 上で、さらに次のレジストリも変更してください。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Policies\Microsoft\Windows NT\Printers\
プリンタを右クリックしてショートカット・メニューから <新規> - <DWORD> を選択してください。
そして「EnabledProtocols」と入力してください。その後、「EnabledProtocols」を右クリックしてください。
値のデータ・ボックスに「type 6」と入力してください。レジストリ・エディターを閉じて、サービス「Print Spooler」を再起動してください。
iv.修正プログラム「KB958741」をインストールしてください。
(Microsoft社のサイトに掲載されていない場合、Microsoft社に提供を依頼していただく必要があります。)
インストール前に必ず修正プログラムの適用方法もドキュメントで確認してください。
【KB958741】http://support.microsoft.com/kb/958741
注記: 上記は一般的なアドバイスです。上記手順で問題が解決されるかどうかはMicrosoft社に確認されることをお勧めします。
補足として似た問題がMicrosoft社のTech Site に記載されています。
https://social.technet.microsoft.com/Forums/windowsserver/en-US/71b2c4ec-94b1-4302-8f07-349696e9f4d1/windows-server-2008-r2-print-server-job-owner-issue?forum=winserverprint
不審なクライアント・ソフトウェアのアクティビティ
PaperCut Plus/MF Ver.15.0の時点で、同じIPアドレスのクライアントPCから複数の失敗したログインを検出する機能が搭載されています。
不審なクライアント・ソフトウェアのアクティビティとして検知した場合、
PaperCut管理画面の<アプリケーション・ログ>に下記の警告が表示されます。
サーバがIP アドレス "xxx.xxx.xxx.xxx" から不審なクライアント・ソフトウェアのアクティビティを検出し、
一時的にこのアドレスからのリクエストを拒否しました。
単一のIPアドレス上で多数のクライアント・ソフトウェアが実行されている可能性のあるターミナル・サーバ環境で表示されることが多いです。
これを防止するためには設定キーに関しては、別記事「PaperCutのログインを制限するレート」を参照してください。
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http://www.papercut.com/kb/Main/SpecialConsiderationsOnTerminalServer
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