PaperCutアプリケーション・サーバがユーザのクライアント・ポップアップの応答を待っている場合
アカウント選択や認証されていないプリンタ(ユーザ)などの印刷の場合、
ユーザのクライアントPC上にはPaperCutが送信するポップアップ・メッセージに応答するため、クライアント・ソフトウェアが実行されている必要があります。
課金するアカウントを選択したり、ユーザ認証情報を入力したりするためです。
クライアントPCにクライアント・ソフトウェアが実行されていない場合、PaperCutはプリント・ジョブを送信してから10分待機してからジョブを削除します。
この挙動はPaperCutの<アプリケーション・ログ> から確認できます。
「アプリケーション・ログ」には
「"ユーザ" によって実行された プリント・ジョブ "ジョブ名" は、10分以内にクライアント・ポップアップへ応答がないため、
キャンセルされました。(クライアント: クライアントPC名, プリンタ: プリント・キュー名)」
というメッセージが表示されます。
このエラーが記録された場合、次の事項をチェックしてください。
・ 印刷を実行したユーザにアカウント選択ポップアップが設定されていないかを確認してください。
設定はPaeprCut管理画面の<ユーザ>セクションのユーザ・リストから印刷を実行したユーザを選択し、
「プリント・アカウント選択」オプションから「自動的に個人アカウントへ課金」を選択してテスト印刷を実行してください。
そしてプリンタから出力されPaperCutのジョブ・ログに記録されるかを確認してください。
・ ユーザもしくはプリンタが「認証されていないユーザ」
もしくは「認証されていないプリンタ」に設定されていないかを確認してください。
いずれかが設定されているにも関わらず、
クライアントPCにクライアント・ソフトウェアが実行されていない場合、
印刷を実行していから10分が経過するとジョブはPaperCutによって削除されます。
これらオプションのチェックを外して印刷を実行し、
正常に出力され<ジョブ・ログ> に記録されるかを確認してください。設定確認方法は次の通りです。
- 認証されていないユーザ: PaperCut管理画面の<ユーザ> - <ユーザ・リスト> - <詳細> セクションの「拡張オプション」エリアから、
「認証されていないユーザ (ポップアップ認証の有効化)」
- 認証されていないプリンタ: PaperCut管理画面の<プリンタ> - <プリンタ・リスト> - <概要> セクションの「拡張設定」エリアから、
「認証されていないプリンタ (ポップアップ認証の有効化)」
・ プリンタのプリント・スクリプトが有効化されているかどうかを確認してください。
有効化されている場合、
クライアントPCにクライアント・ソフトウェアは実行されているかも確認してください。
そしてプリント・スクリプトを無効化してテスト印刷を行い、
正常に出力され<ジョブ・ログ>に記録されるかを確認してください。
これらの設定を変更/無効化した後、プリント・ジョブが出力されたのであれば、
クライアントPCにクライアント・ソフトウェアが実行されているかを確認してください。
クライアント・ソフトウェアの起動の確認は次の方法で行えます。
1. PaperCut管理画面へログイン
2. <オプション> - <通知>セクションを選択
3. 「通知テスト」エリアからテスト通知を送信するユーザを指定し、
「テスト・メッセージを送信」から「ユーザ・クライアント・ツール」を選択してください。
そして[通知テストを送信]ボタンをクリックしてください。
PaperCutのユーザ名とジョブを送信したユーザ名が一致しているかどうかの確認
プリント・ジョブはプリント・サーバに到着しているが、ユーザがリリースステーションもしくは複合機にログインした後、
保留中のジョブの一覧に表示されない場合、
プリント・ジョブの所有者とリリースを実行するユーザが一致しないことが原因の可能性があります。
PaperCut管理画面の <プリンタ> - <保留中のジョブをリリース> から保留中のプリント・ジョブを検索してください。
保留中のジョブのユーザ名が推測していたユーザ名と一致するかを確認してください。ユーザ「Tim」が印刷したにも関わらずユーザ名が「SYSTEM」の場合、
「誤ったユーザ名もしくは所有者に起因するプリント・ジョブのトラブルシューティング」の記事を参照してください。
この現象はGoogleクラウド・プリント、Prestoなどのサードパーティ・サービス経由で印刷している場合に発生する場合があります。
また、ユーザが間違ったカードを使用している場合はカード番号が別のユーザに関連付られている場合にもこの現象が発生します。
カード認証の代わりにユーザ名とパスワード認証を行い、ユーザの保留中のジョブがリスト表示されるかを確認してください。
プリント・ジョブがプリントリリース画面から一時的に非表示になっている場合
この事象はプリント・ジョブをリリースしようとしたけれど、ジョブをトラッキングしているプリント・プロバイダが
アプリケーション・サーバに接続できなくなった場合に発生します。
この挙動はプリント・プロバイダとPaperCutサーバが通信できない時にユーザがリリースステーションもしくは複合機から離れた後、
誤ってプリント・ジョブがリリースされるのを防ぐためのセキュリティ強化として導入されました。
この現象が発生した場合、PaperCut管理画面の <ログ> - <アプリケーション・ログ> に記録されます。
利用環境でこの問題が発生した場合、「プリント・ジョブが一時的に非表示になる場合」の記事を参照してください。
リリース管理者として設定したユーザが自分のジョブをリリースしようとしている場合
リリース管理者として設定されているユーザが、ジョブをリリースするためにリリースステーションもしくはリリースマネージャー画面 (http://yourserver:9191/release) にログインすると
アクセス許可のあるジョブのみが表示されます。
リリース管理者がブラウザからユーザ用Web画面(http://yourserver:9191/user) にログインした場合、
自身のプリント・ジョブのみを表示してリリースすることができます。
例えば、「Alice」はリリース管理者で、自分のジョブを印刷しました。
「Tim」も印刷を実行しました。Aliceは「Student」グループのジョブをリリースする権限のみ持っていて、Timが「Student」グループに所属していて、
Aliceは「Staff」グループに所属しています。
この場合、管理者画面の <プリンタ> - <保留中のジョブをリリース> に下記のように表示されます。
Aliceはリリース管理者として設定されているため、
Aliceがリリースステーションにログインしても「Student」グループのユーザのジョブのみ表示され、自分のジョブを表示することはされません。
Aliceが自分のジョブをリリースするためには、ブラウザからユーザ用Web画面にログインし、「保留中のジョブ」からジョブをリリースする必要があります。



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