PaperCutは、プリンタに紙詰まりなどのエラー状態であるかどうかを検知する機能を持っています。
正しく設定されていれば、PaperCutはこの情報をいくつかの方法で活用することができます。
● 管理者画面のダッシュボード上にリアルタイムのプリンタのステータスを表示
● 管理者へ通知メールを送信
● ロードバランスの設定で、バーチャル・プリンタに使用する送信先のプリンタの決定
● ユーザがエラー状態のプリンタからプリント・ジョブをリリースすることを防止する
PaperCutサーバは、サーバのOSやバージョン、システムの構成に応じて、いくつかの異なる方法でプリンタからエラー状態の収集します。
Windows環境のプリンタのエラーの監視
Windows上で稼働するPaperCutがプリンタの状態に関する情報を取得する方法は2つあります。
1つ目の方法はすぐに利用できます。
デフォルトでは、PaperCutサーバはWindowsの印刷システムと結びついてプリンタの状態を判断することができます。
Windowsの印刷システムには以前からプリンタの現在の状態を取得してユーザに表示する機能がありました。
詳細は下記サイトをご参照ください。
【プリンターと印刷ジョブの状態を取得する】
https://docs.microsoft.com/ja-JP/troubleshoot/windows/win32/printer-print-job-status
2つ目の方法は、PaperCut Ver.17.4.2で導入されたオプションで、デフォルトでは有効化されていません。
有効化すると、PaperCut Print ProviderがSNMPを使用してプリンタへクエリを行います。
これにより、エラー状態が迅速かつ応答可能となります。
例えば、SNMPを有効にしたWindowsのStandard TCP/IPポートではなく、PaperCut TCP/IPポートを使用した場合、
プリンタでエラーが発生してからWindowsのプリント・キュー経由で報告されるまでに時間がかかる場合があります。
(これはハードウェア・チェック機能の要件です)
PaperCutを設定して、Windowsに依存せずSNMP経由でプリンタに問合せエラー状態を判断するためには、
Print Providerと呼ばれるPaperCutコンポーネントの設定ファイルを編集する必要があります。
このコンポーネントは、すべてのPaperCutアプリケーション・サーバ、セカンダリ・サーバ、サイト・サーバ、
およびダイレクト・プリント・モニタを実行しているワークステーションで実行されます。
設定手順は次の通りです。
①. 管理しているPaperCutサーバ(アプリケーション・サーバ、セカンダリ・サーバ、サイト・サーバ)にログイン
②. PaperCutのインストール・フォルダへ移動してください。
例: C:\Program Files\PaperCut MF\providers\print\win\
③. メモ帳などテキスト・エディタから設定ファイル「print-provider.conf」を管理者権限で開いてください。
④. オプション「#ErrorPollMethod」を表示し、「ErrorPollMethod=snmp」に変更してください。
⑤. ファイルを保存して閉じてください。
⑥. 各サーバ上のサービス「PaperCut Print Provider」を再起動してください。
Linux/Mac環境のプリンタのエラーの監視
Linux/Macサーバ上でPaperCutサーバを実行している場合、
PaperCutは「pc-event-monitor」プログラムを使用してSNMP経由でプリンタから取得したデータをからプリンタの状態を監視するプロセスを作成します。
これはPaperCut Ver.12.3で追加されました。
「pc-event-monitor」プログラムは、Linux、macOS上でいつくもの異なるプロセスを作成します。
これらプロセスの目的は次の通りです。
● CUPS(Linux/macOS)の場合、新しいプリント・ジョブを探し、プリント・ジョブの解析が完了する前(プリント・ジョブのスプールが終了する前) に
新しいジョブが検出されたことをクライアントPCに通知するために「事前通知(pre-notification)」コールを行います。
● CUPS(Linux/macOS) の場合、「/etc/cups/printers.conf」ファイルを監視し、プリンタの追加や削除などの変更を行います。
● 保留中のジョブがリリースされた/されていないを決定
● プリンタのSNMPエラー・データの監視
● プリンタがエラー状態になると、プリンタを監視するための別のプロセスが作成され、
プリンタがエラー状態から正常に戻るまで実行され続けることになります。
制限事項
PaperCutはVer.19.0でSNMPv3をサポートしましたが、SNMPv3経由のエラー通知はサポートしていません。
-------------------------
https://www.papercut.com/kb/Main/CupsErrorNotificationLimitations#printer-error-monitoring-in-windows-environments
0 件のコメント :
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。