この記事では、BYOD端末からモビリティ・プリントを実行した際に文字が印字されない事象の回避方法について説明します。
概要
この現象は、主に、ユーザが作成したドキュメントに使用しているドキュメントが、
モビリティ・プリント・サーバにインストールされていない場合に発生します。
そのため、モビリティ・プリント・サーバにフォントをインストールいただくことで回避することができます。
回避策①:フォントのインストール
この方法はモビリティ・プリント・サーバに印字できなかったフォントファイルをインストールすることで回避する方法です。
■ 手順:
1. 印字できなかったフォントファイルを提供しているWebサイトからダウンロードします。
2. 各フォントファイルをモビリティ・プリント・サーバの任意の場所に配置し、
右クリックから[インストール]をクリックします。
3. 「コントロールパネル」>「フォント」で手順②でインストールしたフォントがインストールされているかを確認します。
回避策②:フォントフォルダの設定
BYOD端末から印刷されるドキュメントに使用されるフォントは様々です。
モビリティ・プリントで日本語の様々なフォントからの印刷に対応する場合、
下記手順で、「Xpdf Japanese Language Support Pack」を設定することにより、
ほとんどの日本語からの印刷に対応することができます。
■ 手順:
● 「Xpdf Japanese language support pack」のダウンロードと設定
1. 下記 URL から「Xpdf Japanese language support pack」をダウンロードします。
https://www.xpdfreader.com/download.html
2. ダウンロード後、解凍したフォルダを、Cドライブ直下に配置します。
3. 解凍したフォルダ内の「add-to-xpdfrc」をコピーし、同じフォルダに張り付けます。
その後、「xpdfrc」にファイル名を変更します。
4. 「xpdfrc」ファイルをテキストエディタで開き、パスを編集します。
※ 「usr/local/share/xpdf/Japanese」の部分を「C:/xpdf-Japanese/」に変更します。
例)
変更前:
cidToUnicode Adobe-Japan1 /usr/local/share/xpdf/japanese/Adobe-Japan1.cidToUnicode
unicodeMap ISO-2022-JP /usr/local/share/xpdf/japanese/ISO-2022-JP.unicodeMap
unicodeMap EUC-JP /usr/local/share/xpdf/japanese/EUC-JP.unicodeMap
unicodeMap Shift-JIS /usr/local/share/xpdf/japanese/Shift-JIS.unicodeMap
cMapDir Adobe-Japan1 /usr/local/share/xpdf/japanese/CMap
toUnicodeDir /usr/local/share/xpdf/japanese/Cmap
変更後:
cidToUnicode Adobe-Japan1 C:\xpdf-japanese/Adobe-Japan1.cidToUnicode
unicodeMap ISO-2022-JP C:\xpdf-japanese/ISO-2022-JP.unicodeMap
unicodeMap EUC-JP C:\xpdf-japanese/EUC-JP.unicodeMap
unicodeMap Shift-JIS C:\xpdf-japanese/Shift-JIS.unicodeMap
cMapDir Adobe-Japan1 C:\xpdf-japanese/CMap
toUnicodeDir C:\xpdf-japanese/CMap
※ 大文字 小文字を区別しますので、ご注意ください。
5. モビリティ・プリント・サーバに新しくフォントを追加する場合、フォントファイルを「C:\xpdf-japanese\fonts」にコピーします。
※「fonts」フォルダが無い場合は、作成してください。
● モビリティ・プリント 設定ファイルの編集
1. モビリティ・プリントのインストールフォルダを開きます。
(デフォルト C:\Program Files (x86)\PaperCut Mobility Print)
2. インストールフォルダ内の既存のフォルダ「v20…」を開きます。
例) v2024-02-29-1107
※新しいフォルダがいくつも生成されている場合、一番新しいフォルダを選択します。
3. フォルダ「x64」を開き、「pc-spoool-job.conf」を「[App_path]\PaperCut Mobility Print」にコピーします。
例) C:\Program Files (x86)\PaperCut Mobility Print
4. その後、コピーした「pc-spool-job.conf」を「pc-spool-job.conf.user」に書き換えます。
変更前: pc-spoool-job.conf
変更後: pc-spoool-job.conf.user
5. 「pc-spool-job.conf.user」をテキストエディタで開き、下記を追記した後、上書き保存します。
include = 'C:\xpdf-japanese\xpdfrc'
6. サービス「PaperCut Mobility Print Service」を再起動します。
補足:代替フォントの使用
ユーザの作成したドキュメントに有料フォントが使用されているなど、特定のフォントが使用できない場合、
代替フォントを使用することにより文字化けや、文字抜けを回避することができます。
代替フォントは回避策②実行後、下記手順で設定することができます。
■ 代替フォントの設定方法:
1. 下記ファイルを管理者権限のあるメモ帳などで開きます。
C:\xpdf-japanese\xpdfrc
2. 次の1行を追加した後、上書き保存します。
fontFileCC %ドキュメントに使用されているフォント% %代替するフォントファイルの保存場所%
例) fontFileCC Adobe-Japan1 C:/xpdf-japanese/fonts/YuGothR.ttc
3. サービス「PaperCut Mobility Print Service」を再起動します。
※ ”Adobe-Japan1”はAdobe社が定義した日本語フォントセットの1つです。
このフォントには以下のような情報が含まれるため、設定すると、ほとんどのフォントを代替フォントとして指定することができます。
・ 日本語の漢字
・ ひらがな
・ カタカナ
・ ラテン文字
・ 記号












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