■ 通常のPaperCutの機能
PaperCutは、プリント・サーバ上のスプール・ファイルを解析することによりプリンタの正確な使用状況のトラッキングができます。
ジョブがプリンタへ送信される前に、PaperCutは属性 (ページ枚数、カラー/白黒、両面、用紙サイズ など) を測定します。
PaperCut が実行できるアップフロント解析は次の通りです:
・ ジョブ・コストの計算とユーザに印刷を実行するための十分な残高があるかの事前確認
・ ユーザへジョブの詳細情報(例:コストやページ枚数)を印刷確認画面やリリース・ステーション上に表示
・ プリント・ジョブにフィルタや印刷ポリシーを適用 (例:片面印刷禁止、カラー印刷禁止など)
■ ハードウェア・チェック機能を有効化した場合
ジョブがプリント・キューに追加された後、PaperCut はこのプリント・ジョブを記録し使用したユーザに課金します。
ジョブがプリンタへ送信されたにも関わらず、すべて印刷されなかった場合(例:ユーザがプリンタからジョブをキャンセル など)、
PaperCut はプリント・ジョブのハードウェア・チェックにて実際に印刷されたページ数を測定します。
これらのチェックはSNMP(Simple Network Mangement Protocol) 経由でプリンタと通信することにより、ハードウェア・レベルで行われます。
スプール・ファイルのアップフロント解析とジョブ実行後のハードウェア検証の組み合わせは、両方の長所を生かすことができます。
・ 正確なページ数とコスト計算
・ ジョブが完了した後、印刷枚数の検証
■ ハードウェア・チェックの動作
プリンタの標準SNMPにより、プリンタのステータスとページ枚数情報の取得ができます。
PaperCutは、各プリント・ジョブの印刷ページ数の検証のためにこの情報を使用します。ハードウェア・チェックの動作は下記の通りです。
1. プリント・ジョブがプリンタへ送信する前に、PaperCutはプリンタがアイドリング状態かを確認します。
2. ユーザはクライアントPCから印刷を実行
3. ジョブはプリント・サーバのキューへ入ります。
4. PaperCutは、ジョブがキューへ入りプリンタへ送信される前に、プリンタがアイドリング状態かを確認
5. PaperCutは、SNMP経由でプリンタのMIB情報から印刷前のページ・カウンタ情報のスナップを取得
6. PaperCutは、プリンタのステータスと印刷前のカウンタ情報を取得した後、ジョブの印刷完了を待ちます。
プリンタがエラー・ステータスの場合は、エラーが解決するまで待機します。
7. ジョブの出力が完了しプリンタがアイドリング状態になったら、SNMP経由でプリンタのMIB情報から印刷後のページ・カウンタ情報のスナップを取得
8. 印刷された総ページ数は、印刷前のスナップショットと印刷後のスナップショットの差異を用いて計算されます。
【注意事項】
ハードウェア・チェックは、OSのスプーラ(キュー)にジョブが残っている状態の場合、実施されません。
プリンタ本体にジョブが送信され、スプーラからジョブが消えた後に実行されます。
つまり、上記動作の(7)印刷後のカウンタ値のスナップショットが取得できない場合、印刷は完了したとみなされないためです。
0 件のコメント :
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。